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中国アンデルセン生誕200年記念展が北京にて開催中です

北京・中華世紀壇
 去る4月28日、中国におけるアンデルセン生誕200年記念展、「みにくいあひるの子から白鳥へ アンデルセンの生涯と絵本童話原画展」が、北京・中華世紀壇にて開催中です。 中華世紀壇は2001年に新しい世紀の幕開けを祝うために作られた建造物で、北京市西部の玉淵潭公園のそばにあります。

 開会式当日には、宋慶齢基金会主席をはじめ、北京在住の児童書の専門家や、中国アンデルセン大使などが招かれました。また上海造幣局により作成された記念章が展覧会に尽力した方々へ贈られ、アンデルセン生誕200年アジア事務局にも贈呈されました。これは表面に「マッチ売りの少女」に出てくるマッチ棒を、裏面にアンデルセンの肖像と童話の世界をあしらった金属製の賞牌で、中国の造幣局によって作られたものとしては最初の、外国の文化人をモチーフにしたレリーフです。

 また、地方から北京市内に出稼ぎで労働に出ている人々の子供たちが招待され、中国で出版されたアンデルセンの絵本シリーズが贈られました。中国ではこのように、地方から都市へ出稼ぎに来ている人々の子供たちが十分な教育を受けられないことに対する社会の関心が高まってきており、そのような子供たちのための学校が、民間の力によって市内にいくつも設けられています。

 今回の中国でのアンデルセン生誕200年記念活動では、貧困家庭への教育が主要なテーマとして位置づけられており、これはかつてアンデルセンが貧しい家庭に生まれても、周囲の人々の支援によって立派な教育を受けることができ、文学者として不朽の名声を得たことにちなんだものです。

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上海造幣局により作成された記念章をいただきました。
 北京の展覧会は2005年4月28日から6月5日まで行われ、その後杭州での開催が予定されています。



北京・中華世紀壇
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